匠龍木工社の ものがたり
オーダー製作を依頼する前と後で感じた
暮らしの変化について、オーナーさまにインタビューしました。
匠龍木工社 代表取締役 松山 勝仁
1970年札幌生まれ。2006年に匠龍木工社を設立。オーダーメイドキッチンの提案・製作をはじめ、住空間を豊かにするものづくりに幅広く取り組んでいる
青木 さま
滝川市出身。野菜をメインに使う料理が得意で、趣味はガーデニング。娘さんが留学中にリフォームを行い、驚かせるというお茶目な一面も。
01 / 匠龍木工社との出会い
青木さま
自宅のリノベーションは長年の夢で、最初は別のリフォーム会社と打ち合わせを進めていました。でも提案された内容があまりしっくりこなくて、イメージするものに近づけようとするとオプションで費用が高くなるばかりで、一時はリノベーションを諦めかけていました。そんなときに、工務店勤務の友人からキッチンのオーダー製作があることを教えてもらい、札幌市内の会社を探すなかで匠龍木工社を見つけました。
松山
初めてお会いしたときにはすでに、ご要望をまとめたラフスケッチをご用意いただいていたので、すぐに具体的なお話しに移りましたよね。
青木さま
匠龍木工社のウェブサイトを拝見して衝撃を受けたんです。それまでキッチンは白いものというイメージでしたが、木材をふんだんに使った事例がたくさんあって、私もこんなキッチンを手に入れたいと思いました。実際に松山さんとお会いし、やさしいお人柄にふれて、この人なら安心してお任せできると確信しました。
02 / キッチンに求めたこと
青木さま
元のキッチンは通路幅がとても狭く、ダイニング側に吊戸棚があったので圧迫感もありました。木材のやわらかさを全面に活かし、動きやすい広さが欲しいと考えていました。
松山
横の柱を残したうえで奥行きを広げるために、キッチンの隣室を少し小さくして、通路幅や収納スペースを確保しています。使用する木材は、もともとあった家具の色味に合わせてナラ材を選択。ステンレスを組み合わせて、すっきりとした印象も持たせました。
青木さま
ほかには収納扉に取っ手をつけなかったのもポイント。取っ手がなくても不便は感じないし、お手入れもラクなので正解でした。
松山
使いやすさと同じくらい、メンテナンスのしやすさも重要です。青木さまにとって、まさにそれが実現できたキッチンですね。
03 / オーダーキッチンのある生活
青木さま
制限がありながらも自由度の高いものに仕上がって、これ以上のキッチンはないと感じています。とても使いやすく、まさにオンリーワンのキッチン。以前とは比べものにならないほど料理をするのが楽しくなりました。何より変わったのは、今まで料理をまったくしなかった娘が、ほぼ毎日キッチンに立つようになったこと。「このキッチンでしか料理したくない」とまで言い始めて、とても驚いています。
松山
それはとてもうれしいです。きれいにお使いいただいているのも十分伝わります。
青木さま
片付けの際にステンレスを磨いている時間も楽しいんです。磨けば磨くほど美しくなって、夜に電気を点けたときにキラキラと光るのもまた美しくて。料理をしていないときまで気分が上がるキッチンです。このキッチンがある生活と、ない生活とでは全然違いますね。素敵なものをつくっていただき、ありがとうございました。
04/青木さまのオーダーキッチンについて
集合住宅はレンジフードや給排水の位置など考慮すべき点が多く、オーナーさまとの認識のすり合わせがとても重要なので、マンションリノベーションは神経を使うお仕事の一つです。しかし今回は、青木さまのご友人の方が用意された緻密な設計図があったため、私はあくまで現実的な内容に微調整する程度でした。納品後もオーナーさまにお会いすることはありますが、ご依頼までの経緯を改めてお聞きすることは多くないので貴重な機会となりました。今まで料理をほとんどしなかった娘さんが、このキッチンで料理をするようになったというお話しは、涙が出そうなほどうれしかったです。職人冥利に尽きますね。
インタビューをさせていただいたキッチン・家具のお見積りイメージ
キッチン製作
- 家具工事 1,179,800円
- 造作キッチン/食器吊棚収納/食器引出収納
- 各種設備機器 497,800円
- 施主支給品含
計 1,539,300円(税抜)
※取付・建込・諸経費含
その他家具製作
- 家具工事 434,300円
- リビング収納/冷蔵庫上吊棚収納
- 建具工事 200,000円
- 引戸・収納扉等
計 634,300円(税抜)
※取付・建込・諸経費含
総計 2,173,600円(税抜)